新潟ウェルネス - 健康診断と人間ドックの新潟県労働衛生医学協会

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2022年10月 1日

健康トピックス

ドライアイについて

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応援通信20221000.png近年、パソコンやスマートフォンの使用が広がり、集中して目を使う機会が増えており、ドライアイの患者数は2200万人ともいわれています。最近目が疲れた、目がショボショボする等の症状はありませんか?ドライアイの原因と日常生活における予防方法についてご紹介します。

ドライアイとは

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ドライアイとは、目を守るために大切な「涙」の量が不足したり、涙の成分のバランスが崩れることによって涙が均等に行き渡らなくなる状態のことです。 「涙」には角膜(黒目)に酸素を与える、目の表面に栄養を与える、外敵から目を守る、乾燥させないように保湿する、ゴミを洗い流すなどの役割があります。これらの役割を果たせないことで以下の症状が出ることがあります。

◎ドライアイの自覚症状

①目がショボショボ・ゴロゴロする ④目を開けているのがつらい ②目が痛い ⑤充血する ③目が疲れる ⑥見えにくい

ドライアイの要因

応援通信20221002.pngドライアイになる主な原因は「涙の量が減ること」と「涙が蒸発してしまう」ことです。

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日常生活におけるドライアイの予防方法

① 意識してまばたきしましょう応援通信20221003.png

パソコン作業やスマートフォンを見るときも、意識してまばたきをするようにしましょう。目が開いたままだと、涙がどんどん蒸発してしまいます。

② 乾燥に注意しましょう

エアコン、扇風機の風は目を乾かしてしまうため、使い過ぎは禁物です。応援通信20221004.png

③ たっぷり睡眠をとりましょう

寝不足や不規則な生活は涙を減らす要因になります。睡眠時間をしっかり確保しましょう。

④ 点眼薬を上手に使いましょう

目の表面の水分を補い、目を清潔に保つために、点眼薬の使用がすすめられます。防腐剤の入っていない市販薬で目の潤いを助けるとともに、症状が良くならなければ、早めに眼科を受診しましょう。

⑤ 目を温めましょう応援通信20221005.png

温めたタオルなどでまぶたを温めると、油分をつくるまつげの根元のつまりが改善するため、涙が乾きにくくなります。

日常的なケアで改善がみられない場合や、症状が強い場合には医療機関(眼科)を受診し、適切な指導や治療を受けましょう。

参考:NHK健康ch、公益財団法人 日本眼科医会
( 健康づくり推進部 横山 理恵 2022.10)