2019年12月18日
肝臓の病気を発症すると、肝臓に炎症が起こり、肝臓の働きが低下します。しかし、肝臓には痛みを感じる神経がないため、多くの場合、病気がかなり進行しないと症状が現れません。
肝臓の病気を早期に発見するためには、定期的に健康診断を受け、血液の肝機能検査で自分の肝臓の状態を把握することが大切です。
肝臓は、重要な働きをいくつも担っているため、体の中の『化学工場』とも呼ばれています。肝臓の主な働きには次のようなものがあります。
健康診断で受けられる肝機能検査には、AST、ALT、γ-GTPの3項目があり、血液検査で調べます。いずれも肝臓の細胞が壊れると、これらの酵素が血液中に流れ出るため、数値が高くなります。
検査の結果、1つでも基準値より高い値があると、「肝機能異常」と診断されます。
肝臓の働きは、日頃の生活習慣に左右されやすく、肝機能異常を予防するためには、食べ過ぎに注意し肥満を防ぎ、バランスの良い食事をとりましょう。さらにアルコール飲料を適量にし、そして適度の運動を行うことが基本となります。
健康診断で「再検査・二次検査が必要」と判定された方は、自己判断で放置せず、再度必ず検査を受けることをおすすめします。
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参考:厚生労働省『NHKテキストきょうの健康2019年11月号』
(健康づくり推進部 関口 郷子 2019.12)
新潟県労働衛生医学協会
(新潟ウェルネス)
編集部
健康診断・人間ドック・産業保健活動を通した健康づくり支援事業をもとに、皆様の健康意識を高めるためのお役立ち情報をお届けしています。
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